そらの向こう側 ~Life of Cymbist~

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2011年 01月 31日

dual stalk

「理想の花の本数は?」


と質問されたら、僕は迷わず、「1本」と答える。
僕の理想とする花の本数は「1本」なのだ。

「1本」だからこそ見える、葉との関係性、背景、全体の移ろいなんかがあると信じている。



でも、今日は「2本」のお話。
今日の記事はビジネス的視点で書いてないので悪しからず。


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園芸業界では、花が2本ある状態のことを「2F」と言う。
この場合、花と言ってもこれは「1輪の花」じゃないことが多い。
花の茎(花茎)に何輪もの花が付き、花の房になっているこの花の茎とそして花の房全てをしばしば「花」と呼ぶ。

そして「2F」は「2 flower」じゃなくて、「2 flower stalk」(2本の花茎)なのだ。

上の写真が典型的な「2F」の状態。品種はテーブルシンビの「かふぇのあ」。
茎の長さ、花の咲き進み方がよく揃っていて、理想的なバランスだと思う。

この「2F」の「2」とどう読むのか。
たいていの人は「にえふ」と読む。
「つーふらわーすとーく」なんて読む人はまずいない。
欧米なんかではよく「つーすぱいく」とか「つーすとーく」って読む人がいる。
欧米から帰ってきた人もよく使う。(欧米かって言いたくなる)

この「2」を「two」と読んだり、「double」って読む。


僕が作っている「鉢物」という「生物」はこの「2」が孤立するはずがなく、お互いに関係しあっている。
だから、上の写真のように完璧に進度があっている「2F」もあれば下の写真のように2本がずれていることもある。


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僕はこんな「2F」のことを心の中で「dual stalk」(でゅあるすとーく)って言ってる。
「dual」って何か2つが連動してとか、つながってってイメージが漠然とあるから。

生きてるって会話が1本1本から聞こえてきそう。

「早く追いついてこいよ」

「待ってよ~」って。

2本が咲き揃おうとしているのかも。
(全く咲き揃おうとしないヤツらもいる。)

咲いてからだって、物語がある。

「先に散るからな。残りの水分はしっかりお前が吸うんだぞ。」

「寂しくなるよ~。」って。


何かずれてるとそこから合わそうとしたり、さらに逸れようとしたりっていろいろな変化を感じられて興味をそそるんだよね。

人でもそうかも(笑)


僕は「2F」なら個人的には、ずれた「dual stalk」が好きだ。


本数が増えても一緒。

一鉢の中の‘ずれ’って「鉢物」栽培してる醍醐味だと思うから。


こんな‘ずれ’を愛でてくれる人がいてくれたら、めっちゃうれしいな~♪


以上、「2F」だけで1晩語れるしんびすとでした(笑)
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by cymbist | 2011-01-31 21:07 | シンビ


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