そらの向こう側 ~Life of Cymbist~

cymbist.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:カンラン計画( 3 )


2011年 09月 25日

カンラン再生へ。。第一歩。

本日、2011年9月25日、世間は小学校の運動会ムードが濃厚な中、しんびすとはカンラン植えました。

以前から計画してたカンランの景観を取り戻す活動(http://cymbist.exblog.jp/12799902/)の第一歩です。

どこに植えるのか?
どんな個体を植えるのか?
近所のおじさんランハンター達が結局獲ってしまうんじゃないか?
どう植えるのか?
どう増やすのか?
どう・・・・・
・・・・・


いろ~~んなことを考えてみたり、知った人や知人に紹介してもらった方に話をしてみたりして、これまで良い思いも嫌な思いもしてきた。

けれど、あれやこれや想定していても進まない。
あれやこれや勉強しているだけでも復活なんてするもんじゃない。

「いしだくん、まずはとにかく【植える】ことから始まるだろ?まず、植えてみようや!!」
「俺は応援するよ!」

って、後押ししてくれる人がありがたいことに何人かいてくれた。



よっしゃ、まず、【植える】べ!!


という訳で、愛しいコレクションの中から、まず一株目をセレクト。
d0173438_20141825.jpg


花が3本上がっていて、うまく咲いてくれたら、そのまま山で種付けしてみる予定♪


カメラマンにしんびすと母を招集して、いざ、石田家の山の一つへGo!!!
d0173438_20171780.jpg

完全装備のしんびすと母。この後彼女はひたすらにシャッターを切るのです(笑)


まずは場所探し。
d0173438_20202589.jpg

良さげな場所見つけた!ここ掘るか~。


カンラン復活を願ってまずはお祈り。
d0173438_20231393.jpg

いつか、未来の子供達が山にカンランが凛と咲く景色を見れますように。


株を二つに分けて、まずは一投目!!!
d0173438_20261531.jpg

しんびすとドキドキワクワク♪母カシャカシャ♪


一株目願植(復活を願いながら心込めて植えてみた)完了♪
d0173438_2032568.jpg

願晴れ~、願晴れ~♪


一株目こんな仕上がり。
d0173438_20345782.jpg

ちゃんとラベルも刺さってます。
山でラベルついたカンラン見つけた方は獲らないでください(笑;お願い)


二株目も続けて植えます。
d0173438_20373058.jpg

ここがやばくて、蚊とむとの猛襲に遭った(汗)
が!!そんなのに負けとる場合じゃない訳です!!



そして、二株目も無事完了♪
d0173438_20402582.jpg

願晴れ~、願晴れ~!!!


ま、こんなになったけども。。。
d0173438_20415953.jpg

今後もしんびすとはガードなしで闘います!
体内の抗体を増やすのです(笑)



まだまだ、たったの一歩目。

けれど、大切な一歩目です。

ご指導いただける方、ご協力いただける方、ぜひ力を貸してください。

しんびすとはこれからも、歩みを止めることなく、取組み続けます。
d0173438_20462514.jpg

やっちゃるぜよ!
[PR]

by cymbist | 2011-09-25 20:47 | カンラン計画
2011年 02月 01日

カンランの山再生計画

2010年4月11日早朝の京都にてインスピレーションを感じ、自分のライフワークにしようと思ったこと。



‘カンランの山再生’

前述しているけど(http://cymbist.exblog.jp/m2010-07-01/)、僕の住む町、宿毛は土佐寒蘭のメッカだ。
けど、寒蘭ブームの乱獲によって、慎ましく寒蘭を育んできた山からほとんどの寒蘭は奪われてしまった。

これはあまりに魅力的だった寒蘭と、人間の欲望の結果だろう。
人が自然の一つを奪ってしまった。それは事実。



じぃちゃんが子供の時に、山を駆け回り、遊んでいたその傍らに何気なく、清廉と咲いていただろう寒蘭。
中に生物少年がいて、その雰囲気に魅了されたり。
近所のおじさん達が好みの花を我が子のように慈しんだり。
それでいて、山にはところどころで目にすることがある。



そんな風景を取り戻したい。
例え、僕が生きている内に結果が見れなくても、「確かなタネ」をまきたい。
僕の子、孫やそのまわりの子供達が寒蘭という植物に触れ、その植物が生きるのに日本でも特に素晴らしい場所で生きているんだと、自慢してほしい。
寒蘭をきっかけに、そのまわりの植物、森、山に目を向けてくれても良い。
自然のいろんなものを知る‘ついで’で知ってくれても良い。


ただただ、自然の一つを少しでも回復させたい。



今でも、この土地にはたくさんの愛好家がいる。
中には、今だに寒蘭がありそうな場所を熟知している方もいる。
今は昔のようなことはなくて、大げさに採られるようなことはない。(というよりも、それほどの群生が見られない)
この土地の愛好家の方も健全な楽しみ方になってきていると思う。

けれど、「あれば採る」は変わらないだろう。

さらに、愛好家は団塊世代で終わるかと思いきや、そんなことなくて、若い愛好家の方は何人もいる。
「愛でるDNA」だけでなく、「採るDNA」も継承されている。


ただ、僕は、宿毛の地に無作為に貴重なタネを播きたい訳じゃないし、株の周りに格子打ち込んで守りたい訳じゃない。


‘寒蘭が自然の一つとしてある風景を取り戻す’んだ。


そのために、今ある寒蘭の文化を大切にし、愛好家の皆さんの想いを知らなければいけないだろう。
その上で、残すことに協力と理解を得なければいけない。


‘寒蘭という植物を愛し、愉しみ、大切に保全にも取り組む町’。
そんなかっこいい地域活動がしてみたいがよ。


僕一人のチカラなんて、あまりに微力だろうけど、一歩一歩進んでいこうと思う。



市花が「寒蘭」の宿毛市。

この土地の山々には、今も寒蘭が眠っている。
d0173438_23153520.jpg

[PR]

by cymbist | 2011-02-01 23:15 | カンラン計画
2010年 07月 21日

土佐カンランの里・宿毛

グラマトも一段落して、明日から山上げです。
少し遅くなったけれど、そんなにあわてる天気でもなかったですね。
明日から張り切って山通いです。

石田蘭園は片道3時間かけて高知県と愛媛県の県境付近の梼原町という所にシンビ達を避暑させに行きます。山上げ場の前の道が坂本龍馬脱藩の道になっています。
山上げ場から車で5分ほど登ると龍馬が脱藩したまさにその場所、韮ヶ峠があります。
水もとてもきれいで、以前は四万十川の源流点と言われていた場所が近くにあったのですが、現在は別の源流点が見つかったため、源流点ではありませんが、近くの川は四万川と言います。
現地の方は昔、「四万川みたいな川がよぉけ(たくさん)集まって四万十川になったがよ~。」と言っていました。僕は、その話が子供ながらに好きでした。
そんな山奥深い場所に年間70回くらい行きます。
毎年、いろんな光景を見ることができます。
シンビ作りの醍醐味の一つかもしれませんね。


さてさて、今日はカンランのお話を少し。
僕の住む高知県宿毛市は土佐カンランの里と言って良いくらい、たくさんのカンランが昔はありました。
土佐カンランの銘品の中でも超がつくほど有名なものに桃花の「日光」と素心花の「豊雪」があります。これらも宿毛で発見されたものですし、他にもたくさんの銘品が発見されています。

これほどに多く、またバラエティーに富んだカンランがあるということは、様々な条件で宿毛はカンランにとって生きていきやすい環境だったということですね。
黒潮の存在、海からの距離、温度、湿度、土壌、他の自生植物etc。

しかし、あまりに素晴らしいカンランが発見されるので、蘭ブームの頃(50年前くらいでしょうか)に
乱(蘭)獲が起こり、山からカンランが消えてしまうくらいに減ってしまいました。一時は趣味家もブローカ―もこぞって獲りまくったそうです。銘品が発見された谷なんかは何かの闘いの後のように、
掘り起こされた穴だらけの景色になっていたそうです。時代という言葉で片付けたくない悲しい事実です。

しかし、そんな危機的状況に瀕しても、カンランは山のどこかで息を潜め、また次、芽を出し、葉を広げ、寒風に揺れるあの凛とした姿を見せてくれるべく、生きているのです。
だから、今でも、たまにどこかの谷で見つかったなんて話を聞きます。

ちなみに近所のおじさんはカンランの趣味家が多いです。
近所のおんちゃんはランハンター。

最近の趣味家の方々はとても健全な感じがします。
むげに獲らないし、家の裏の小さなスペースで満足そうに栽培しています。
去年、地域の草刈りをしていた時に、山際の斜面にカンランを見つけた時も、趣味家のおんちゃんが、
「これは、まだ小さいし、この辺には少なくなってしもうたし、置いちょこうや。」と言って、獲りませんでした。おんちゃん、かっこえ~よ!!


カンランはまだ生きている。やっぱり宿毛は土佐カンランの里や!
大切にせないかん!

次回は、僕のライフワークの一つ、カンランの山再生活動について書こうかなぁ。
d0173438_20423596.jpg

[PR]

by cymbist | 2010-07-21 20:42 | カンラン計画