そらの向こう側 ~Life of Cymbist~

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2011年 01月 07日

100点じゃない。

「洋蘭」って言うと、「高級な」とか「ギフト」とかってイメージが強い気がする。
最近は「難しい」って意見も多い。



「ギフト」って?
ギフトって考える時、「心を込めた贈り物」なんだけど、僕はいつも頭の片隅に「見栄」「自慢」「虚勢」なんてフレーズ達がよぎる。

時代背景や世代的なもんもあると思うし。
ただ、「ギフト」なるものが‘ありがとう’って気持ちの前に‘すごいわね~’って気持ちを生み出してきた傾向があるんじゃないか。

って、別に個人的なギフト論を語りたい訳じゃないんだけど。


僕が蘭作りの仕事にいざ入る時、抱いた思いがある。




「100点じゃないモノを作る。」

手を抜く訳じゃない。(抜く時はある。)
ただ、「これでもか~っ」と肥料で肥やし、カチッと完璧に仕立て上げ、万人が素晴らしいと認めるモノ。
もらった瞬間、すんごい感動を生むけど、その後、もらった瞬間以上の感動と幸せを得られないモノ。
手にした時100点で、花が枯れ、株が邪魔になって、置き場所に悩まされるようなモノ。


そうゆうのじゃないモノを作ってやるって、24歳のしんびすとは思っていた。
「粋なモノを作りたい」と!
植物としてはまだ成長途中で、もっと立派になるんだけど、何人かの人が「丁度良い」と共感してくれるモノ。
何度見てもしみじみと気持ち良くなれるモノ。
手にした時が60点くらいで、てにした人次第で10点にも1000点にもなるモノ。
研修先の上司にこの思いをぶつけたら、静かに怒られたことを思い出す(笑)

3年経って、思いは今も変わらない。
そして、やっとだけど、少しずつ、当時のイメージに近いモノが作れてきた。



花作り、蘭作りはとても気の長い仕事だとつくづく思う。


one by one
まさに一歩一歩やね。

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まだまだ、道は長い。
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by cymbist | 2011-01-07 19:54 |


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