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そらの向こう側 ~Life of Cymbist~

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2013年 11月 03日

テーブルシンビ ‘はなつむぎ’

雨、雨、雨。

しとしとと一日気持ちが上がりにくい天気でした。

今日は、なんとNHK「のど自慢」が、ここ高知県宿毛市で開催されて、後輩が出場していました。
かっこよかったぞーーー♪


そして、来客からは衝撃的な話を聞けました。
その昔、宿毛の西谷山には、斜面を埋め尽くすほどのカンランがあったとのこと。
そこをおばあさんが滑っておりていたこと。

・・・アンビリーバボー!!
全く想像できないよ!!


テーブルシンビ ‘はなつむぎ’_d0173438_23474293.jpg


テーブルシンビ‘はなつむぎ’

葉も花もコンパクトな品種。
和風なかわいらしさがあって、好みの表情♪
初心者にもおススメの入門シンビ。


人の心と心をつむぐ・・・

そんな優しい花であってほしいね。

# by cymbist | 2013-11-03 23:51 | シンビ
2013年 11月 02日

テーブルシンビ 森の精‘ゆうゆう’

今、農場で咲いている花の種類を数えてみると、テーブルシンビだけでなんと20品種もあった。
すでに蘭満に咲き始めていて、農場は華やかだ♪

花と付き合える日数も限られているので、一日一日大切にしていきたいなと、農場を見渡していて、ふと思った。


本日紹介するテーブルシンビはこれ!!

『テーブルシンビ 森の精‘ゆうゆう’』

テーブルシンビ 森の精‘ゆうゆう’_d0173438_2062562.jpg


‘ゆうゆう’は石田蘭園で最初に作出された森の精シリーズの「1番」です。


「1番」には、理由がある。

そう。それだけの魅力・存在感を感じたんです。
実生の初花を見た時は衝撃で、親子そろって、問答無用に即選抜しました♪
この出会いに何か特別なことを感じずにはいられませんでした。

「テーブルシンビ、もっとがんばれよ!!」

花にそう言われている気がしました。

テーブルシンビ 森の精‘ゆうゆう’_d0173438_20111915.jpg


‘ゆうゆう’は、花の真ん中から少し下の花びら(リップと呼びます)に紅をさしたようにかわいらしい赤のポイントが入るのが特徴的はピンク花です。花もちも小輪系にしてはとても良いんです。

葉は細くて、しなやかで、かさばり過ぎず、観葉植物としても室内に飾りやすい。

テーブルシンビ 森の精‘ゆうゆう’_d0173438_20152812.jpg


そして、茎が真っ直ぐ自然に上がってくるので、皆さんのお手元でも支柱いらずの優れものなんです。
風にそよそよ揺れる姿も何とも言えず、美しいですよ。

冬のピークが過ぎ、だんだんと日差しが強くなり始め、日中の気温も少しずつ暖かくなり始めると、‘ゆうゆう’はシナモンのような甘い香りを出します。お部屋の中に置いて、香を楽しみながら、紅茶やコーヒーでも。。
なんて、楽しみ方もいろいろですね♪




森の精シリーズは全て名前がひらがなになっていますが、これは意識してひらがなにしています。
漢字にあててしまうと、意味合いが決まってしまうからです。

‘ゆうゆう’
のんびりと。。
おだやかに。。
遊び心満載で。。
健康に。。

人それぞれが、花に想いを自由に込めてほしい。



花は、自由だ!




そして、人の心も、自由だ!

# by cymbist | 2013-11-02 20:21 | シンビ
2013年 11月 01日

テーブルシンビ 森の精‘ふっこ’

いよいよ今日から11月に突入です。

しんびすとにとって、11月12月は戦場ですので、背筋をぴんと伸ばして、仙人のように駆け抜けます(笑)

今年は出荷を早められるようにと春の加温タイミングや芽のタイミングなどを調整していたのですが、さらに夏の過酷な暑さと秋の冷え込みの緩さで、何とも想定以上に開花が早く、今からどんどん出荷していける状態にできました♪

今年世に送り出すシンビ達は農場に全72品種あります。
いろ~んなかわいいシンビ達がいるので、こちらでもできる限りの紹介をしていきたいと思います。

まずは、今冬イチオシテーブルシンビからいきまっす♪

『テーブルシンビ 森の精‘ふっこ’』

テーブルシンビ 森の精‘ふっこ’_d0173438_227519.jpg


ふっくらかわいいこ♪で「ふっこ」と命名しました。
コンパクトで、カップ咲きの淡目のピンク花です。
バランス良くて、とっても丈夫な品種なんですよ♪
ちょうど、地元で仲良くしているNPO法人FUCCO(高知県西部の幡多郡でいろんなイベントの企画・運営などを行っている)を応援する意味も込めています♪

「ふっこ」については個人的にも少しゆずれない思い入れがあります。

実は、この花を生産鉢で初めて見たのが2011年の11月のことでした。
2011年3月11日に未曾有の大震災・東日本大震災が起こり、日本は混乱と不安の中にありました。
僕はこうゆう時こそ、「花の力」で人々を元気づけたいと思い、あの手この手で被災地へ花を届ける方法をとりました。
ただ、忙しさにかまけ、被災地へ足を運ぶこともできず、「自分はやれるすべてをできたのか?」と何とも心の中にしこりのようなものが残った感じがしました。



自分が命をかけて作っている花。

「花の持つ無限の力」を信じて生業とすることを決意した。

いつでも、花というモノを届けるだけでなく、そこで「心が動く瞬間」を演出できる仕事がしたい。



何だか痛烈な思いが心を巡りました。


その年の初冬、ふっこの初めての花が農場の翌年出荷用のハウス内で8本ほど咲きました。
その花を見た時、そのかわいらしさに、とても和み、勇気づけられ、優しい気持ちになりました。

ふっくらかわいいこだね♪
ふっこ。。そう、「復興」の願いも込めて、そんな名前がいい。


高知県は、南海トラフ沖地震の想定津波被害は全国最悪の34m、死者5万人と発表されている。
生まれ育った家と土地、隣人達との死を覚悟して生きている人だったいる。
高知県に限ったことじゃなくて、日本どこにいても、なにかしらの災害の可能性はある。
加えて近年の異常気象で、何が正常だかもわからなくなりそう。。

そんな日々の中だから、地球の大地の上だから。
何があったって、「がんばっていこうよ」♪
笑顔咲かせていこうよ♪

そんな思いを「ふっこ」という花にのせて♪

テーブルシンビ 森の精‘ふっこ’_d0173438_22344335.jpg


ふっこは優しい花です。
     笑顔の花です。



昔の森の精の記事も興味ある方は見てください♪
http://cymbist.exblog.jp/17060574/

# by cymbist | 2013-11-01 22:36 | シンビ